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第2章 緊縛の心得

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03. 緊縛写真

ここで少し話題を変えて、緊縛写真について考えてみたいと思います。

このサイトに訪れて下さった方は、少なくとも緊縛に興味をお持ちであり、「緊縛写真を見るのが好きだ。」または「緊縛写真を撮ってみたい。」「緊縛写真を撮るのが趣味だ。」という方もいるかと思います。
その緊縛写真について、感じている事などに触れてみたいと思います。

当サイトの緊縛写真例1 当サイトの緊縛写真例2
当サイトの緊縛写真例1・2

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・緊縛写真とは一体何?

もちろん、縛られたモデルを撮影した物が緊縛写真なのですが、ひとことで緊縛写真と言っても様々なタイプがあるのではないかと思っています。

1.プロの緊縛師が撮影した淫靡で艶かしいSM写真。
2.緊縛をアートと捉えて撮影された芸術写真。
3.羞恥プレイの一環として撮影されたプレイ写真。
4.緊縛した証拠・履歴を残す為に撮影された記録写真。

上記は一例ではありますが、どれも緊縛写真です。

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・誰もが思い浮かべる緊縛写真

では、多くの人がイメージする緊縛写真とはどれになるかというと、前項の4つの例ではもちろん1番のタイプになるかと思います。
もちろん、1番の写真自体をアートとして捉えている方もいらっしゃいますが、基本的にはSMという特殊な性癖から発生する欲求を満たす事が重要視されています。
SM行為の一つである緊縛を写真で表現する訳ですから、暗い部屋で陰影(コントラスト)を強調し、被虐性や猥褻さ淫靡さ引き出す感じで撮影されています。

代表例と言えば、現在では杉浦則夫さんなどになりますでしょうか?
杉浦さんの作品をそのまま無断で掲載するわけにはいきませんので、杉浦さんのサイトのスクリーンショット(2016/01/27現在)を掲載します。

緊縛写真の王道例
SM緊縛写真の王道例
(杉浦則夫緊縛桟敷 HP screen capture)
© 杉浦則夫緊縛桟敷. All Rights Reserved.


私自身も、このような写真をみて緊縛の世界を知りましたし、今でもこのような世界観は好きです。
まさに、これこそが緊縛写真の王道と呼ぶに相応しいと思っています。

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・もう一つのメジャーな緊縛写真

また、もう一つのメジャーな緊縛写真と言える前々項の2番のタイプはどうでしょうか?
性的欲求を満たす事よりも、緊縛の芸術性を追求した写真になります。こちらも作品をそのまま掲載出来ませんので、サイトのスクリーンショットを掲載しますが、光化粧(hikari kesho)さん:海外サイトなどが一例になるのではないでしょうか?

緊縛アート写真代表例 hikari kesho
緊縛アート写真の代表例
(光化粧(hikarikesho) HP screen capture)
スクリーンショットしたページのアドレスは下記のとおり
http://www.hikarikesho.com/hikarikesho/fineart-editions.htm
This images are under copyright of Hikari Kesho.


完全に計算されたアングルとライティング。モデルの完璧な美しさとプロ意識。どれ一つ欠けても撮影する事の出来ない、まさに芸術と言える作品の数々だと思います。

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・これが緊縛写真の全てなのか?

前項までに紹介したサイト、どちらも素晴らしい作品の数々だと思います。猥褻さの追求と芸術性の追求。緊縛という一つのカテゴリーから、それを表現する人によって世界感が異なってくるわけです。

ただ、一つ思ったのは、普通の生活をしている一般の者にとっては、どちらの世界感も「現実感」や「親しみさすさ」に乏しいのではないか?

確かに、少しでも緊縛を知っている者からすると、理想とする世界感ではあります。しかし、どちらも「憧れの世界」「手に届きにくい世界」という感じがあります。

緊縛写真のカテゴリー図
緊縛写真のカテゴリー図
クリックで画像が開きます

緊縛写真のカテゴリーをポジショニングマップとして図式化したものを上に示しました。
上図の縦軸が芸術性になり、上に行くほど「芸術的」で原点に近い方は「現実的」。横軸が「猥褻・被虐性」になり、右に行くほど「猥褻的で被虐的」で原点に近くなれば「親しみやすい」としています。

この場合、先ほど紹介した杉浦則夫緊縛桟敷さんと光化粧さんは、それぞれ青い円と緑の円の領域をカバーしていると考えられます。

もちろん、杉浦則夫緊縛桟敷さんからもっと高い芸術性を感じる人もいれば、光化粧さんからもっと猥褻な感じを受ける人もいると思いますが、個人個人の印象ではなく、一般的な受け止められ方としてマッピングしています。

「芸術性」「猥褻・被虐性」ともに原点に近い領域は、「SMや緊縛など生理的に受け付けない人達のエリア」ということになります。

すると、杉浦則夫緊縛桟敷さんと光化粧さん達の占めているエリアと、生理的に受け付け不可能な人達のエリアの間に、少なからず大きなエリアがポッカリ空いている事になります。

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・このサイトの目指す所と皆様への提案

ならば、「もっと現実感があり手の届きそうで、親しみやすく綺麗な緊縛写真が表現が出来ないか?」というコンセプトで、前項の図の赤い円の領域を目標にブログ(現在は閉鎖)やこのサイトを立ち上げております。

ここで、「綺麗な写真」という面がポイントになってきます。冒頭に示した4つの緊縛写真のタイプで、3番の羞恥プレイ用の写真だったり、4番のただの記録のような写真は、手軽に撮影出来るコンパクトデジタルカメラやスマートフォンが普及した現在では、多くの方が撮影してインターネットで公開されています。そういう素人っぽい写真が好きだという方もいらっしゃいます。ただ、これも少し間違うと下品な感じになりやすく、一般の方々には敬遠される傾向があります。
それらの写真との差別化も必要だなとも考えました。

「緊縛に興味はあるけれど、SMって痛そうで苦しそうだし、アートは見るだけならって感じだし、エロさだけの下品な感じもねぇ・・・・」などと思っている方に見てもらえるような緊縛写真を表現してみたいと思っています。
しかし、それはそれでやっぱり難しいもので、いまだに自分で満足出来る写真はなかなか撮影出来ません。

また、時々ですが、プロの緊縛師の方や、昔から緊縛を楽しまれている方などが、このサイトのような写真をご覧になり、その上で「あんな写真は緊縛写真ではない。」「羞恥心が感じられない」「好きではない」というご意見があるのは承知しております。
このサイトでは、先に示したポジショニングマップで示した通り、既にSMや緊縛のディープな世界に入り込んでいる方を、ターゲットにした写真を撮っているつもりはありません。
そういう方々の期待に応えられる写真は、多くのプロの方が撮影されていますし、それを否定するつもりもありませんし、私自身も、そういう写真が好きです。そもそも、そのような世界観の写真がなければ、このサイトは成り立っていません。
しかし、皆が皆、緊縛だからと言って、ディープな世界を追い求める必要はないと思っています。

ただ、私のブログやこのサイトをご覧になった方から、「私も緊縛写真の撮影してみました。」「オリジナルの緊縛写真のブログ始めました。」などといったご連絡をいただく事もあります。

そういった反響をいただけるのは、本当に嬉しく思います。

また、すぐにはそういった行動に移せないけれども、いつか緊縛写真を撮影してみたいと考えていらっしゃる方も多いと思います。
現在、既に撮影を行っていてもそうでなくても、どうせ撮影してネットでの写真公開を考えているならば、個人的満足だけを追求するだけでなく、「どのようなコンセプトにするか?」を考えて撮影してみてはいかがでしょう?
そのような写真は、ひと味違ってくるのではないかな?と思っている次第です。

ここをご覧になった皆様は、いかがお考えでしょうか?

当サイトの緊縛写真例3 当サイトの緊縛写真例4
当サイトの緊縛写真例

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【他の緊縛についての解説リスト】

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お勧めリンクです。

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お勧め緊縛動画です。(AD)

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