緊縛を行う場合に、何を意識して何に気をつけて行うべきなのかという原則や概念について、具体的に解説していきたいと思います。
(この第3項は、ブログ「縄と罠」で2011/03/01に公開した内容を再構成した内容です。)
(注1:通常、一本の縄を二つ折にして使用するのですが、イラストの都合上二つ折になっていません。)
(注2:結び目もイラストの都合上簡略化しています。)
(注3:本項は、ロープの結び目は滑らないという前提です。)
(注4:イラストの縄の遊びは誇張しています。普通は指1本か2本入る程度です。)
例えば、次の「縄の巻き付け例」画像のように、これから縛る対象に縄をかけたとします。
ここで、縄を結ぶ場合に絶対にやってはいけないのは、次の「やってはいけない結び方A」画像のような結び方です。
「やってはいけない結びA」画像のように、赤い矢印の方向に縄を引っ張ると、対象に巻き付いている縄は、際限なくどんどんきつく締って行く可能性があるからです(「やってはいけない結びA2」参照)。これが、縛った対象が身体の一部であれば、この場所全ての血液の循環の妨げになり非常に危険です。また過剰な締め付けは、神経が損傷してしまう場合があります(特に手首・足首。胴回りであれば内臓圧迫になります。)。まだ、血液の循環が止まったのは、短時間であれば縄を解けば回復させる事は可能ですが、損傷して傷ついた神経は一生元には戻りませんので、やってはいけない方法です。
正しくは次の「正しい結び方」画像のように、対象に巻き付いている縄も一緒に結ぶ事です。こうする事で、赤い矢印の方向に引っ張っても、縄と対象物の間に隙間が確保される事になります。これでも、過度な力を加えると危険ですが、先ほどの「やってはいけない結び方A,A2」に比べると遥かに安全な結び方になります。
ただし、ここで示しているのは、あくまで例えとしての内容になり、実際の縛りでは縄が前後に滑る可能性があります。本来は、それに対する縛りを加える必要がある事にはご注意下さい。
人の動きに制限をかけるように縛りあげていくと、縄が人体に触れている部分には必ず力が加わります。可動範囲の大きな腕や脚には勿論ですが、吊りを想定した場合、縄が身体に触れた部分には、体重以上の力が加わる可能性があります。
その為、着衣緊縛であろうが裸体への直接緊縛であろうが、縄が身体に触れる部分は、力が少しでも分散されるように接する面積を少しでも増やしておくべきです。この為、以下に示す事を心がけています。
以下、本項目は、会員様限定公開とさせて頂きます。
あくまで、私個人の表現になるのかと思いますが、緊縛を行う場合には、必ず縛り始めの所(起点)と縛りを展開して行く所(展開点)があると考えています。
以下、本項目は、会員様限定公開とさせて頂きます。
以下、本項目は、会員様限定公開とさせて頂きます。
お勧めリンクです。
お勧め緊縛動画です。(AD)