緊縛に使用する縄(ロープ)にも幾つか種類があります。ここで幾つか主だったモノを紹介したいと思います。
「緊縛」で使われる縄と言えば、通常これを指す。伸縮性が少なく縛る強さのコントロールが行いやすい。ただし、表面が少々毛羽(ケバ)立つ為、肌に触れるとチクチクとした感じを覚える。また、購入直後は製造過程で使用される工業油?などが染み込んでいる事が多い。さらに若干鼻につく匂いを伴う事がある。これらの欠点を補うもしくは軽減させる為、「なめし」という作業が必要になる。ただし、なめした縄であっても、チクチク感や匂いが完全になくなるわけではない。適度なチクチク感や匂いは、麻縄特有であり、ある程度は緊縛プレイにおいて欠かせないと考える人が多い。
(なめし方についての詳細は、「麻縄のなめし方」ページを参照して下さい。)
緊縛に使用される縄の太さは、6mm~8mm径が多い。6mm以下の縄を緊縛に使うには、血流障害や神経損傷の危険性が高くお勧め出来ない。また、吊りを行う場合も、強度の問題から6mm径以上が必要とされる。長さは、どのような縛りを行うかにもよるが、7m~8mを基本に、10mや15mの長さを使う人もいる。ただし、長い縄を短く使う事は出来ないが、短い縄は、繋げれば長い縄と同様に使用出来る。
原材料となる植物によって特性は変わるが、ジュート素材のものに比べ、縄質が柔らかいもは耐久性に劣り、硬いものは硬すぎで人を縛るには向かないとされるものが多い。天然素材でジュート素材以外のものを緊縛に使用する人は極稀である。縄のなめし方もジュート素材のように比較的簡単に情報収集できるわけでもなく、あえて選択するメリットは殆どないと思われる。
衣服にも使用される綿をロープ状にしたもの。肌触りはソフトで痛みは全く感じないし、清潔に保っていれば匂いも殆どしない。洗濯して干して乾かせばいいだけなのでメンテナンス性も高い。強度は、縄の編み方次第という面が強い。欠点としては、一般的に多少の伸縮性がある為に縛る強さのコントロールが難しく、思いがけず縛りがキツクなる事がある。また、肌の上を滑りやすい素材である為、思わぬ怪我をする原因となる場合がある。初心者が初歩的な縛りを行う場合は問題ないが、本格的に縛ろうと考えれば考えるほど、その伸縮性などの特性から緊縛には向かなくなり、むしろ危険度が増してくる。その事を理解せず、「相手の事を思って・・・」といった理由で綿素材を選ぶ縛り手は、まず信用しない方が無難である。ただし、上記の欠点を全て理解した上で、あえて綿ロープを選ぶプロの緊縛師もいる。
あえてその他の利点をあげれば、そこそこ長めのロープがアダルトショップ等で安価に購入可能で、色を染めたロープは非常に鮮やかな色になる。
天然素材ではなく、伸縮性が非常にある。これらのロープでの縛りには、麻縄などとは異なるテクニックが必要である。緊縛に使用する場合、きちんとした知識と場面を選んで使う必要があるロープである。
以下、工事中(編集中)とさせて下さい。
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